破産者名簿とは?信用情報や官報とは異なる

 

ブラックリスト名簿

破産者名簿とは

破産者名簿とは、信用情報とは異なる名簿です。誤解をしている人もいますが、破産を行った人が掲載される名簿が破産名簿というわけではありません。破産名簿とは、自己破産の申請をしたにもかかわらず免責許可が下りていない人を記載している名簿のことを意味します。

そもそも、自己破産とは債務整理という法律的な手続きの一つの救済手段として存在しているものです。

債務整理は、任意整理を除いて全て裁判所を通した手続きを行わなくてはいけないように作られています。そのため、自己破産を行うときにも同じように裁判所にこの申請手続きを審査してもらわなくてはいけません。

自己破産のデメリット

では、自己破産を実際に行ったときに生じるデメリットとは何なのでしょうか。これは、二つ存在します。

一つは、自己破産を行ったという事実が公に公表されることです。この公表の際に記載される機関紙は、官報と呼ばれています。しかし、公にされるとは言っても一般人がこの官報を閲覧することはまずありません。専門的に提供された機関紙であるため、官報には記載されますがこれによって日常生活に何らかの支障が生じることはないわけです。この点に関しては、安心して問題ありません。

二つ目が、信用情報という債務者に関わる情報に自己破産の情報が掲載されてしまうことです。信用情報は、簡潔に述べると金融機関からどの程度お金を借りているのかを調べるための情報のことを指します。金融機関は、厳密な審査によって消費者の借金の情報を調べていきます。

しかし、中には銀行からお金を借りたくてウソの申告をする人も存在します。こうした嘘の申告を見破るためにはどうすれば良いのでしょうか。

これは、その消費者の借金の情報を調べることができるようにすれば良いのです。ウソの申告をしたとしても、債務者の借金の情報を一つにまとめる場所があれば、それを見ることで簡単に相手の情報を調べることができます。これが、信用情報の役割です。信用情報に傷が存在すると、銀行からお金を借りることが難しくなるというデメリットがあります。

債務整理の目的

債務整理は、文字通り債務者の債務を整理して借金の状況を改善することを目的としています。これは、言い換えると銀行が貸したお金をきちんと返済することができなかったことを意味します。このような人物にお金を貸すことは難しくなるため、信用情報に傷が存在するとお金を借りることができなくなるわけです。

では、これは破産者名簿とは異なるのでしょうか。破産者名簿というのは、上記のように免責を認められていない人物の名簿です。自己破産を行う際には、裁判所から借金の責任を免除してもらうことが必要条件になります。つまり、借金の面積という大義名分が必要なのです。

自己破産を行うと、その申請が通った債務者は一生その借金に関して銀行への返済を拒否することができるようになります。銀行側も、今後はその借金の返済に関して一切追及することができなくなるわけです。このような状況になるのも、借金を免責して全く責任が存在しなくなったからに他なりません。そして、こうしてきちんと免責の決定を受けた人が官報や信用情報にその事実が記載されるわけです。

一方で、破産者名簿というのはその免責までいっていない人物の情報のことを意味します。免責を行わずに返済することができなくなっている人を指し、これは実際の自己破産を申請した人のだいたい1割程度しか存在しないと考えられています。破産者名簿は他の情報と異なって自治体が管理する情報であるため、この点に関しても他の情報と取り扱いが異なります。信用情報や官報とは異なりますので、誤解をしないように気をつけておかなくてはいけません。

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