なかなかイメージするのが大変な自己破産と結婚

   2018/04/17

自己破産をしても結婚はできる

自己破産 結婚と聞いて、そんな余裕があるのかと考えてしまう人も少なくありません。それは自己破産をした人本人やその人物と結婚をする相手も同じことです。そもそも自己破産をしても結婚は可能です。制限が生まれるようなことはなく、自己破産の手続きをしている最中に結婚をするということもできますが、もちろん全くバレないわけではありません。

例えば、ローンを組もうとした場合、当面はローンは組めないためにそこでバレてしまうこともあります。また結婚する際に相手の家が身辺調査をかけてくることもあります。こうなるとその事実がバレてしまっても不思議ではありません。

一方で自己破産のタイミングによって、いずれ結婚を考えている人にとっても影響を及ぼす可能性があります。それは財産に関するものです。もし、結婚してから自己破産をする場合には一緒に購入したものなどを財産として処分される恐れがあり、20万円以上の財産を取り上げられる形になります。

せっかく購入したものもそれによって台無しにされてしまっては、いくら頑張ろうと思っても冷や水を浴びせられるような状況です。事前に教えてもらい、申請が通って手続きが終わってから結婚をした方が財産を処分されることなく、新たなスタートが切れます。

クレジットカードの問題

自己破産をすることでクレジットカードが作れない問題が浮上します。ローンを組めないのと考え方は同じですが、ここで重要なのは家族カードの存在です。家族カードは主となる契約者の家族が使えるものであり、その責任は契約者にあります。

つまり、結婚してくれる人がクレジットカードを作る際に家族カードを作れば、それを持たせておけばクレジットカードを確保できます。この場合、自己破産のことが影響することはないため、安心です。ただ、浪費癖が原因で借金を重ねていた場合には多く使いすぎることもあるので、デビットカードなどを渡して管理していくこともおすすめです。

結婚に何ら支障がないため、安心して婚姻関係を結ぶことができる一方、再びそのような事態になれば大変です。そのため、お金の管理を相手に託すなどルールを決めておくことが大事です。

パートナーに財布の紐を握らせて、必要な時にもらうような形が理想的です。衝動的に買い物をしてしまうとか、ギャンブルについつい使ってしまうなど問題のある行動があるからこそ、自己破産ということになってしまうわけです。それを防ぐのは元から財布にお金がないようにすることであり、お金を使う自由を制限することが重要になります。そのことを強く約束させることも必要です。

もちろん両親の信用はほぼゼロに近い状態であり、普通は大反対されます。それでも頭を下げ続け結婚を許しをもらい、それでゴールインできます。この信用を積み上げていくことが非常に重要です。

しっかりと働く、貯金を積み立てる、幸せな生活を送らせる、親孝行をするなどの一連のことをしていくうちに、見違えるような成長に安堵してくれます。あとは子供ができて育て上げれば、自己破産をした事実はいい教訓として語られるはずです。そこまでのイメージにするのは結構な困難ですが、そんな状況でも結婚をしてくれた相手に感謝するしかありません。

普通に考えて、借金を抱えてそれをチャラにした人と結婚するのはリスクしかありません。それでも結婚をしたい背景には人間として大好きというのがあります。その気持ちを忘れず、謙虚な気持ちで接していくことが求められます。裏を返せば、そうしたものがない中で結婚をするのは避けるべきです。

そして自己破産を予定している人もその事実を事前に伝えて、それでもいいかどうかを聞いてみることも必要です。

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